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●イニシュモア島 つづき

下の写真は、だんなががんばって撮ってくれたもの。とにかくね。高さ100メートルほどの断崖は荒々しくて絶景だったけど、強風に飛ばされそうですごい怖かったよ。まあ、そのおかげで厚い雲が吹き飛んだ訳だけれども。断崖絶壁の古城ドン・エンガスは、景色も天候もスペクタキュラーであった。

      
左側はどんより 右側には青空が 決死の崖下写真
満喫して坂道を下ると、天気が回復するのを下で待っていたのだろう、上って来る人たちが大勢いた。駐車場近くのレストランでお昼を食べ、ゆっくりとお土産屋をまわる。アラン・セーターは、アラン諸島のこの島が本家。手編みはけっこうなお値段であった。私達がディングルで買ったのは、機械編みだからか35ユーロと格安。でも、この後あちこちで機械編みの値段チェックしたけど、こんなに安いところはなかった。ナイス判断だったなーと思う。さて、かなり長い休憩時間の後、バンでフェリー乗り場まで戻った。その間、運転手のオジさんはいろいろ説明してくれたのだが、覚えているのは、この島にはアイルランド語を教える施設があり、夏季にはアイルランドのいろんな地区から子供達が習いに訪れるということだ。そうでもしないと、この国本来の言葉が忘れられてしまうのだろうか。英語って、他の言語と比べて簡単だということもあろうが、すごい普及率だと思う。それに比べ、私も含めて頑なに母国語しか話さ(せ?)ない日本人って、ホント不思議な人種だよなーと思う。まあ、地理的なこともあるけれど。  
      
すっかり青空 穏やかな風景 緑に埋まった廃屋
バンを降りた後は、近くを散歩してみた。廃墟がけっこう多い。カトリックが大半を占めるこの島を離れたプロテスタント信者の家や教会らしいが、本当だろうか。人があまりいないところまで歩いていくと、ひゅうひゅうという風の音とともに、ぼおっぼおっという低い音が聞こえてくる。牧草地の中の廃墟という風景と相まって、なんとなく切ない気分になってきた。戻る途中Sparでコーラを買って、ちょっと休憩。それから、フェリー乗り場付近をウロウロした後、16:00の船で本土へと戻ったのであった。

ゴールウェイまで戻った私達は、車を宿に駐車した後、そのまま昨日見つけた中華料理屋へ夕食にでかけた。久々に食べた中華料理は、とてもおいしかった。ただしビールが高ーい。どおりで周りの客が水やソフトドリンクばっかり飲んでると思ったよ。


●タラの丘 
'04年6月29日(火)

ダブリン近郊にある古代遺跡を見るために、ゴールウェイを7:00前に出発した。まずはタラの丘へ向かう。なんでもそこに、紀元前200年頃の古代ケルト人の聖地(王国跡)があったとのこと。小さな教会が窓口なのだが、丘を見るだけなら無料と言われる。なので、そのまま奥に入っていった。今や牧草地化しているこの丘には、たくさんの羊が群れていた。つまり、落し物がふんだんに・・・。歩いている時は常に下を向き、立ち止まってから景色を眺める。お椀をひっくり返したような形の小さな古墳の他は、基本的には何もない。ただ、不思議な地形をしている。それもそのはず、空から撮った写真を見ると 大きなクレーターのような、しかも二重になった円が二つくっきりと写っているのだ。何かがあったんだろう。まあ、巨大な古墳と考えるのが妥当なんだろうけど。
丘というだけあって高台にあるので、眺めはとても良かった。

      
古墳の入り口 不可思議な隆起 あちこち歩いてみる
だんなは羊に触ろうと寄っていくのだが、案の定逃げられていた。それでなくとも、どの方向にも羊がいるため、やむなく近づかざるをえない。すると、やはり雄叫びをあげながら逃げていく。別に捕まえるつもりはないのに、自意識過剰だよ。でも、子羊はかわいかった。丘を降り、みやげ物屋に付属しているカフェで休憩する。だんなはマフィンとコーヒー、私はホットチョコレートを頼んだ。と、窓の外にある庭に、かわいい子ギツネが。親とはぐれてしまい、そのまま住み着いたらしい。人間になつくわけでもないし、一匹で寂しいだろうなあ。
      
羊がたくさん タラの丘 出入り口 親とはぐれた子狐
一息ついた後、今度はブルー・ナ・ボーニャ(ボインの集落)と呼ばれる地域に点在する古代遺跡を目指し、タラの丘を出発したのであった。
 












































































































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