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エピローグ

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●ロンドン '04年7月3日(土)

2日の夕食は、Queens WayのFour Seasonsという中華料理屋でダックライスを食べたのだが、とーってもおいしかった。前回、だんなの出張にくっついてロンドンに来た時も訪れたのだが、変わらぬうまさだ。ただ、もんのすごい混んでいる。今度は予約かTake awayにしようと思う。

さて、最終日はゆっくり美術館を周ることに決めていたが、その前に翌日の空港へ向かうルートを確認することにした。私達がこの度使ったライアンエアーは格安チケットが売りなのだが、郊外の空港をよく使うので、そこまでの交通が不便なことが多いのだ。今回の帰りの便は一人5.99ポンドと信じられないお値段。もちろんTAXやら何やらで結果22ポンド弱になるのだが、激安なのは間違いない。ただ、朝が早いの。7:50発。うまく、この時間に着けるような交通機関があるのだろうか。まず、ホテルから地下鉄で3つめくらいにあるリヴァプールストリート駅からスタンステッド空港への直通電車が走っているので、そこへ行って地下鉄の分を含めてチケットを購入した。ところが。日曜の地下鉄は7:00過ぎからしか動かないことが時刻表を見て判明。慌てて地下鉄の切符分のみキャンセル。最寄の駅からリヴァプールストリート駅までのバスを探すが、こちらも早朝は走っていない。タクシーしかないのかなーと、あきらめかけたところ、一本だけ24時間走っているバスを発見した。これがキチンと運行していてくれれば問題ないのだが・・・。後ほど、最寄駅でバス停を確認することにして、下調べは一旦打ち切った。さあ、観光にいきましょう。

      
ダックライスと青梗菜の炒め物 お馴染みロンドン・アイ ビッグベン
Westminster駅で降りてテート・ブリテンへ行きがてら、ビッグベンやウェストミンスター寺院を見て周った。さすがに観光客が多く、ウェストミンスター寺院には長蛇の列が出来ていた。できれば中に入りたかったが、あっさり断念。テート・ブリテンは、前回友人のススメで観たラファエル前派の作品をだんなにも見せたくて訪れたのだが、お目当ての絵はどこにも展示されていなかった。あれえ。代わりにターナーの絵をじっくり鑑賞して、昼食をとりに中華街へ。New Young Cheng(陽城小采館)という中華料理屋で、だんなはまたもダックライス、私はエビの中華粥を注文。前菜に野菜スープが出てきて、けっこう盛りだくさんだった。ただ、ダックライスはFour Seasonsの方が小骨が入ってなくておいしかったとのことだ。  
      
ウェストミンスター寺院 ロンドンの中華街 鳥がモチーフの作品
昼食後はヴィクトリア&アルバート博物館へ。ガイドブックには有料と書かれていたが、実際は無料だった。ちょうど無料の日だったのかもしれないけど。美術工芸品が充実しているこの美術館で私が一番見たかったのは、これも友人のススメなのだが、アーツ&クラフツ運動の作品である。これは、19世紀後半のイギリスで、ウィリアム・モリスを筆頭に、大量生産に抗し、職人によって材料を厳選し、シンプルで丁寧な手工芸品を生産する体制の確立を目指した美術工芸運動だ。単純化したデザインが、とてもステキだった。この運動の頃のデザイン色が強い生地屋さんもあるらしいが、なるほど、絵葉書やポスターよりも、生地や壁紙に似合いそうなデザインだなと思った。
      
かーわいいのお 手仕事重視 椅子もステキ
この他に、アールヌーボーのガラス工芸などを堪能した後、ロンドン最後の夕食を食べに出かけた。美術館にいると、あっという間に時間が過ぎてしまうなあ。

背もたれがカッコイイ 何か?
夕食に選んだポルトガル料理屋は、これは偶然なのだが、前回も訪れたところだった。ところで。この店の前の通りが嫌に混んでいて、なんだろうと見回しながら歩いていると、男ばかりなことに気がついた。女装している人もけっこういる。あ。男同士でキスしてる。これってもしかして・・・と思った直後、だんなが慌てて私の手を引っ張った。後で聞いてみると、どこかに連れて行かれたら困ると思ったそう。この場合、危ないのは私じゃなくて、あなたよ(笑)。レストランでもそれらしい人がいて、なんかちょっと面白かった。帰りの地下鉄では、お年寄りが、座ろうとした椅子を連れていたペットの犬に横取りされて困っていた。で、隣に座っていた女性が一つ隣に移って、ワンちゃんに席を譲ってあげていた。微笑ましいっちゃ微笑ましいが、飼い主の席をペットが奪うかね、普通。

最後に、ホテルの最寄り駅でバス停をチェック。この時は、なかなか時刻表通りに来なくてヤキモキしたが、翌日私達が乗る時は、すぐさまバスが来てくれた。また、リヴァプールストリートからの電車は、なぜかバスに振り替えられていたが、それ以外は何事もなく、無事空港に到着することができたのだった。


●エピローグ 

自分でスケジュール立てといてなんなんだけど、とにかく朝早い日が多かったことが、今回の旅行の顕著な特徴であった。アイルランドへ旅立つフライトも、午前中だったので家を早く出なきゃいけなかったし、ニューグレンジなどの古墳を見るために、7:00前にはゴールウェイを出発しなきゃならなかったし。それにストーンヘンジのプライベートアクセスでしょ。でダメ押しが、ドイツに帰る超早フライト。寝坊してはいけないという精神的負担もあるし、吹きっさらしの遺跡やテニスの観客席なんかで、寒い中ボーッとしている時間も多かったしなあ。考えてみれば体調くずしても不思議ではない、なかなかハードな旅だったのであった。でも楽しかったな。こうやって旅行記書いて反芻すると、尚更その気持ちが強くなる(笑)。

 




























































































































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