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●ディングル半島 '04年6月26日(土)

空港からディングル半島に行くのに、地図上では近道があったのだが、結局わからなくて道路標示に沿って車を走らせる。キラーニーを迂回するという、かなり遠回りをした後なんとかスレー岬に到着。車を出ると、あまりの強風に驚く。サングラスなり眼鏡なりをかけていないと目を開けていられないほど、風で舞い上がった砂がすごい。早々に退散。しかし、途中の見晴らしスポットからの景色は素晴らしかった。ここからディングルという町までは、けっこう遠かった。道はどちらかというと悪路。コンパクトな車だったこともあるだろうが、でこぼこさ加減が直に感じられて、スピードが出しづらい。ディングルに着き、まず昼食をとる。サンドイッチやパイで包んだクリームスープなどを頼んだ。おいしかったが、高い。この後も、物価の高さに閉口することが多かった。ユーロ高のせいもあるだろうが、日本やスイスよりも高く感じる。ディングルの町並みは、カラフルでかわいかった。もっと鄙びた風景をイメージしていた私は、ちょっとびっくり。散策途中で見つけたお店で、ダイヤをつなげたような模様が特徴のアラン・セーターを購入。これが、今後大活躍することとなる。

      
スレー岬 ディングルの町並み 港の風景
さてさて、ディングルの町を後にして、半島の先端までドライブしてみる。途中Dunbeg Fortという観光ポイントで停車。2ユーロ払って、周りが羊のいる牧草地の中をゆっくり下る。石で積み上げた砦の跡からは、見事な景観を拝むことができる。綺麗というよりも、自然の荒々しさに息を呑む感じだ。  
荒々しい大地を覆う緑 Dunbeg Fortの景観 途中の一風景
その後、あちこちにある絶景ポイント毎に車を停めながら写真を撮ったり、景色を眺めたりした。天気は、青空が見えたかと思うとどんより曇ってくるというめまぐるしさ。しかし、どんな天候でも牧草地の緑は目に優しく、白い点々になって見える羊の群れに、心は和むのだった。スレーヘッドなど見所を一巡し、Kilmalkedarというガイドブックに写真が載ってるポイントを探すが見つからず。仕方ないのでカラカス礼拝堂を先にまわってみる。キリスト教初期の時代の礼拝堂で、石を積み上げて作られている。
      
カラカス礼拝堂 横にあるハイクロス
礼拝堂を見学後、再度Kilmalkedarを探すが、本当に道に迷い始めたので、残念だけど断念することに。表示がなさすぎっ。あまり観光地化していないようだ。思った以上に時間がかかってしまい、ケンマーレにある宿への到着時間を気にしながら、とにかくキラーニーまで舞い戻る。途中、巨大な虹に遭遇。よく見ると二重になっていて、それはそれは綺麗だった。 さて、だんながガソリンスタンドで宿に電話をかけたら、そこから少なくとも45分はかかると言われたのこと。そんなにかかるかなー、とその時は思ったのだが、キラーニー国立公園を突っ切って行くため、相変わらず道は良くなくて、確かに小一時間はかかってしまった。でもねー。この国立公園がまた素晴らしかったっ。あまりの絶景に、急いでいるにも関わらす車を停めて撮ったものが、プロローグの写真なんである。寂しくて切なくて優しい。私のイメージしていたアイルランドの風景が、そこにあったのだった。

●ケンマーレ 
'04年6月26日(土)

本当はキラーニーに泊まりたかったのだが、音楽祭が開催されるとのことで、どのホテルも満室だった。なので、更に南下したところにあるケンマーレのB&Bをだんなが予約したのだが、そこがとっても良かったっ。ちょっとマイナーな町は、その分安くてステキなところが多いのではないだろうか。部屋は広いし、バスタブはあるし、文句なしである。まあ、レンタカーでないと行きにくいとは思うが・・・。さて、一息ついたところで、夕食をとりに町へ出かけることにした。

      
道すがらにあった街灯 ケンマーレの町並み ストリートパフォーマンス
町並みは、ディングル同様カラフルでかわいらしかった。この時期ユーロ2004サッカーをやっていたので、パブには大きなテレビが置かれ、みんな大騒ぎで見ている。アイルランドは予選を通過できなかったのだが、例え他の国でも見ていて楽しいのだろう、どのパブも押すな押すなの大混雑であった。レストランも、ちょうど混みあう時間帯だったのでかなり待たされたけど、頼んだ魚介のフライとギネスビールはとてもおいしかった。帰る途中、路上にいたストリートパフォーマーがバイオリンを弾いていた。流行りのリバーダンスを彷彿させる。やっぱりバイオリンの音色は、アイルランドに合うねえ。

久し振り三つ又ソケット 小さなストーンサークル
宿に戻ってお風呂に入り、髪を乾かそうとコンセントを見て、オッと思う。まさかの時のために三つ又ソケットを必ず持ってきているのだが、やっとここで日の目を見ることになった。ヨーロッパのどっかで一度使ったと記憶していたのだが、そうか、ここだったか。というか、実際使ったのはイングランドでだったんだけど、アイルランドも同じ三つ又だ。旅行の際は、ちょっと気をつけたいところである。 翌朝は、だんなが夕食からの帰りに見つけたストーンサークルの表示に従って、散歩してみた。着いてみると、今は開いているが、きちんと門があって窓口みたいな小屋もある。昔は、お金を取っていたのかもしれない。でも、ストーンサークルの規模は写真の通り。これを見るのにお金を払うなんて、ちょっとなあ・・・。一応カメラに撮ってから宿に戻り、そのまま朝食をとりに行った。前日にオーダーしたEnglish Breakfastは、かなりヘビーだった。私がフルーツのヨーグルトかけにしておいて良かったって感じ。二人で仲良く分け合いながら食べたのだった。
 


































































































































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