[][][][][]
travel top

●プロローグ

●アルゼンチン
ブエノスアイレス
ブエノスアイレス1
ブエノスアイレス2
イグアス
イグアス1(ブラジル側)

・・・ペルーへ・・・

●エピローグ

●イグアス '04年12月30日(木)

飛行機の席が窓際だったので、ラプラタ川などの荒々しい景観を楽しむことができた。いつもは通路側を選ぶ私たちだが、南米はアンデス山脈など上空からの眺めが素晴らしいので、窓際の席の方がオススメである。イグアスへは、昼過ぎに到着。空港からはタクシーに乗ってシェラトンホテルへと向かう。運ちゃんは、ブラジルで3時間、アルゼンチンで5時間の観光を見込んだ方が良いと言う。ビザがないのでブラジルには行けないと言うと、滝を見るだけなら問題ないと言う。190ペソで明日ブラジル側を観光しないかと言われるが、即決できないので運ちゃんのケータイの番号だけ教えてもらった。ホテルでチェックインした後、ATMでお金を下ろし、とりあえず荷物を置きに部屋へ向かった。キャリーオンギリギリのカバンに入り切らない洋服を着て移動したため、さっそく薄着に着替える。そして、一応濡れても良い格好になってから出発したのであった。

まるで海のようなラプラタ川 上空から見ると荒々しさが目立つ
私たちが泊まったシェラトンは、アルゼンチン側の国立公園内にある唯一のホテルで、フロントからも滝が見えるベストプレイスにある。私たちは滝側の部屋を選ばなかったが(一泊だし、どうせ夜は何も見えない)、連泊するなら、そんな贅沢もしてみたいところだ。滝へのアクセスも素晴らしく良く、ホテルの庭から遊歩道に通じていて、とても便利だった。イグアナの歓待を受けながら(笑)、整備された道をてくてく。程なくして、目の前に雄大な滝の風景が見えてきた。
国立公園内にいたイグアナ こんな道を往く イグアスの滝 最初の風景
・・・なんか、でも、あまり圧倒されるという感じはしない。整備された遊歩道が心地よすぎるというか(笑)。滝の豪快さを堪能するというよりも、リゾート地に来たような居心地の良さの方が先に立つ。滝に近付いても、そのスゴさを実感するのに、ちょっと苦労してしまった。これはグランドキャニオンでも感じたこと。やはり、写真やテレビで何度か見たことある風景というのは、それに慣れてしまってるから感動しにくいのだ、少なくとも私には(苦笑)。滝の近くにある窓口でジャングルクルーズを申し込む。滝つぼまでボートで近付き、その後ジャングルをトラックで周りながら、ビジターセンターやホテルに戻るというもの。お世話になっているサイトさんのオススメだったので、期待に胸が膨らんだ。
すごい水量 スピードボートに乗って滝壷へ 水飛沫でカメラは これ以上無理

最初に、向かって右手にある滝に向かい、ベストポイントで滝をバックに写真タイム(有料)、その後悪魔の喉笛へ。喉笛手前の細い滝で、さっそく洗礼を受ける(ぎゃー)。濡れるというより、思い切り水をかぶってるんですけどっ。その後、先ほどの滝まで戻り、なんと3回も滝に打たれる羽目に(泣)。最後は「もう止めて〜っ」と叫んでしまった。びしょびしょ。パンツまでびしょびしょ。面倒臭がって、水着に着替えなかったことを深く後悔(苦笑)。 その後、ボートは滝に続いている川をすごいスピードで走り、行きとは違う船着場に到着。係員のオニイさんが「楽しかった?」と濡れネズミの私に、ニッコリ微笑みかけたのだった。

次は これに乗ります ローカルな木 アンバイ 一面ジャングル

さて、次は写真のようなトラックに乗って、ジャングルの中をちょこっと探検。ここは昔、伐採が進みすぎて危機的状況に陥り、現在も再生中のSecondary Jungle(第二のジャングル)なのだとか。密林時代には光が入らずに生えることができなかったであろう竹が、現在はあちこちに茂っていることが、再生中である印ともなっている。また、この辺りのローカルな木であるアンバイには、薬効成分があるとのことだ。 様々な説明を受けてトラックはビジターセンターに到着。このまま乗っていればホテルまで連れて行ってくれるのだが、私たちはこの後、悪魔の喉笛まで電車に乗って行きたかったので、ここで降りた。公園内の鉄道は、国立公園の入場料(タクシーでホテルに向かう途中に払った)に含まれている。終点まで、のんびり乗車。そして遊歩道をてくてく。10分くらい歩いていくと前方に水煙が見えてきた。

公園内の鉄道 濡れた羽を乾かす鳥 あれが悪魔の喉笛か・・・

すごい水量の悪魔の喉笛は水飛沫が半端じゃなく、生乾きだったTシャツがじっとり濡れて、元の木阿弥になってしまうほどだった。先ほどボートから見上げた滝を、今度は見下ろしているわけだが、なんかもう、霞んでよく見えん(苦笑)。デジカメも、とてもじゃないが出すことができず。ここで故障させるわけにはいかないので・・・。それでも2〜3枚撮ってからポケットに仕舞い、自分が濡れるのは全く構わなかったので(だって既にびっしょりだから)、写真が撮れない分、目に焼きつけることにしたのだった。

きゃー 飛沫がっ あ なんか見えてきたっ と思ったら また飛沫が〜

悪魔の喉笛から電車のホームまで戻ると、ちょうど発車するところだったので慌てて飛び乗った。結構混んでいて、私たちの前にはイギリスの老夫婦と連れらしきの男性の3人組が座っていた。まずは「なんでそんなに濡れてるのっ」と目を丸くされる。彼らは優雅なツアー旅行でここを訪れていて、行きは船、帰りは飛行機を使ってマドリッドなどに寄り道しながら戻るのだそう。老夫婦は82歳と70歳で、にも関わらず船では毎晩ダンスしていたと、連れらしき男性が苦笑交じりに教えてくれた。いいね。こんな風に余生を楽しみたいよ、私も(笑)。ブラジル側には翌日行くんだとか。イギリスはビザがいらないらしい。どうやらブラジルは、ブラジル人にビザを課してくる国に対してビザを要求しているようだ。この時までは行けないと思っていたので、ちょっぴり彼らを羨ましく思った。

  





































































































































[][][][][]