●こぼれ話 トランジットはデンマークのコペンハーゲンだったのだが、ここの空港はびっくりするほど免税店が多い。一つの街みたい。フィンランドでは北欧デザインを楽しみにしていたのだが、ここデンマークもその方面では有名な国。ウロウロとウィンドウショッピングを楽しんでいると、ジョージ・ジェンセンのお店を発見。トイレに行っただんなを待っている間あれこれ物色していると、なんと私が欲しいと思っていた1991年のイヤーペンダントが、半額セールで売られているではないか(狂喜)。 |
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●ヘルシンキ '04年9月11日(土) 無事ヘルシンキ空港に到着した私達は、市バスに乗って中央駅へ向かうことに。バス停で待っていると、自分達が泊まるホテルの名前が入ったバスが来たので、そっちにしようかと移動しかけたら、「空港ホテルに泊まるのか?」と側で一緒に待っていた男の人に質問される。中央駅の近くだと答えると、あれは空港近くのホテルを巡回するバスだよと教えてくれた。今考えてみるとこの時から、いろんな人の親切に触れるフィンランドでの旅が始まったのだった。 |
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ショッピングする予定のお店を確認しつつ、マーケット広場まで出ようとガイドブックを2人で覗きこんでいると、"May I help you?"と、若いオニイサンにまた声をかけられる。なんだ、この親切さ加減は(笑)。感心しながらマーケット広場まで歩き、観光船乗り場にある時刻表を確認。遠くに見えるウスペンスキー寺院を眺め、夕闇迫るヘルシンキ大聖堂に寄ってからホテルに戻ったのだった。 | ||||
●スオメンリンナ島 '04年9月12日(日) どんよりした天気の中、世界遺産に登録されている要塞の島、スオメンリンナ島行きの船に乗り込んだ。小さな島があちこちにあって、眺めはまずまず。風がだんだん冷たくなってきたので、船長室の陰に移動した。で、気がついたのだが、船長さんは女性だった。程なくして、一部星形のような角のある防壁が見えてきた。約15分で到着。 |
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15世紀に大砲が発達して以来、防御壁の形は大きく変わった。ロードス島でもそうであったが、中世のそれに比べると高さが非常に低く造られている。またユニークなのが星形のように防壁を重ねている点だ。この形は、函館の五稜郭にも見られる。博物館がまだ開いていなかったのは残念だったが、散策しているとあちこちに大砲や砲台が点在し、雰囲気は十分だ。 | ||||
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現在の首都ヘルシンキは、この要塞の建築をきっかけに大きくなった都市とのこと。最後にひっそりと置かれた潜水艦を見に行き、フェリー乗り場へと戻った。 マーケット広場に到着後、今度はエストニア、タリン行きの船乗り場に向かう。行きは良いが、帰りは満席が多く、乗れる船はリンダ・ラインだけであった。しかも最終の22:00タリン発の船。ちょっと不安な気持ちがしたが、絶対行きたかったので、往復のチケットを購入。次に、両替所で30ユーロだけエストニアのお金クローンに換えたのだが、その時だんなは窓口のオニイチャンに、フィンランドの1と2ユーロセントがあるか聞いてみた。最近この国では、5ユーロセント未満のコインの流通を止めようとしているので、市場では手に入らなくなっているのだ。案の定、ここでもないとの返事。私達にとってユーロコイン収集最期の地である、ここフィンランド。せっかく来ているのに、揃わなかったら嫌だなあと思ったのだが、その後出発時間までの間、マーケット広場の出店を流していたら、1コイン1ユーロで売っている店を発見。1+2=3ユーロセントが2ユーロになるのだから、だんなは渋っていたが、わざわざ銀行に行ったりして捜し歩く方が面倒だと思った私は、そこで無理遣り買わせてしまった(苦笑)。で、これに関して後日談を書くと、翌々日の街歩きの際にコイン屋を発見し、そこでは1+2+10ユーロセントの入った袋が1.5ユーロで売られていたので、まあ、全く手に入らないという訳でもなさそう。ただ、製造年に寄っても値段が違うので、こだわるなら注意が必要だ。銀行ではいくらで交換してくれるのか、どこの銀行でも取り扱っているのかも含め、全くわからない。屋台のオジサンが言うには、もうコレクター用にしか製造していないから、少なくとも同じ金額では換金しないと言っていたけれど・・・。 |
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