ラエコヤ広場にあるカフェで、エストニアのビール"SAKU"を頼んだ。だいたい一周したので、後は夕食と夜景を撮るだけだ。夕食にはガーリックのお店を予定していたけど、予約がなければダメとのこと。残念。その後、また散策してまわり、結局またラエコヤ広場の別のカフェで食べることにした。量が多くて大変だったが、なんとか食べ終える。今までエストニアのお金を全然使っていなかったのだが、ここでそのほとんどを使うことができた。何かお土産屋で買うかなあと思っていたのだが、目ぼしいものは見つからなかったし、また、ユーロも使えるようだ。特別両替しなくても良かったかもしれない。 |
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夕ご飯を食べている間に、だんだん日が暮れてきた。ドイツのストゥットガルトから来たというお兄さんが弾く、ギターの調べがしんみりと響き渡る。そろそろ夜景を撮りに出かけるとしましょうか。 一応三脚を持って来ているので、準備万端だ。最初は一眼レフを三脚に付けていたが、高台に上がってからは、デジカメに付け直した。当然だけど、やっぱり写りが違うねえ。 |
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高台へ向かう道も闇に包まれつつあり、とても良い雰囲気。特にライトアップされたアレクサンドル・ネフスキー教会は、とても綺麗だった。あちこち写真を撮って、聖オレフ教会にも寄りながら港へ戻っていったら、案外時間がなくなってきた。船着場付近に差し掛かり、今度は長い登り階段を登って真っ直ぐ突っ切ることにした。ところが予想以上に階段がキツい。迂回する道と、どっちがいいのかわかんないなあ。ていうか、この高台なんのためにあるわけ? なんとか登り切って真っ直ぐな道を抜け、下り階段の近くまで来た時に、「リンダ・ラインの船に乗るの?」とすれ違った東洋系の男性に英語で声をかけられた。 |
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彼の話によると、風が強くて波が高くなったため、私達の乗る船は欠航したとのこと。窓口でそれを言われたこの男性ジェフさんは、翌日の飛行機で帰る予定だったため、とてもショックを受けたそうだが、別の港から出る大型船Talinkの船に振り替えてくれるとのことで、私達はその港を目指し、かなり遠い距離を歩くことになった。でも、船着場に着いてからそれを言われたら卒倒しそうになっただろうが、階段を下る前にジェフさんに教えてもらって本当に助かった。目的の船乗り場に到着し、「どうする?この船も出ないって言われたら」と冗談ともつかないことを言いながら列に並ぶ。窓口でTalinkのチケットに交換してもらい、無事乗船することができた。あ、そうそう。言い忘れていたけど、当然パスポートコントロールがある。待っている間、ビールをケースごと持っている人を発見。たぶん、物価が安いタリンまで買出しに来たフィンランド人だろう。この光景は最早、名物になりつつある。 船はとても大きくて豪華だったのだが、それでもかなりの揺れであった。これじゃあ、小さなフェリーは転覆してしまうかもしれないと納得。また、テーブルがちょっとべたついていたが、これは上に置いた物が揺れで落ちないように加工してあるのだということにも気付く。後、細長いビニール袋があちこちに置かれていたが、これは酔ってウッとなった時に使うものだったことも判明。実際使っている人がいた・・・。 |
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