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●ハンブルク2 '04年5月22日(土)

この日は、一日ハンブルク観光である。まずは、ハンブルクカードを購入。これから行く美術館が無料になると思い、この日の分の一日乗車券は持っているにも関わらず買ったのだが、
割引にしかならなかったので、ちょっとびっくり。急遽、美術工芸博物館にも行くことに。ようやくトントンになった(笑)。夜には遊覧船にも乗るつもりで、それも割引になるから結果的に買って良かったんだけど、お陰で忙しい一日となった。

さて、まずはホテルの目の前にあるハンブルク市立美術館へ足を運んだ。ここは、現存する中世絵画では最大の作品である「グラボウの祭壇」が目玉だが、他にもムンクやクレーなどの作品も展示されている。スイス旅行で、抽象絵画にもちょっと関心を持ち始めた私なので、クレーやエルンストなどの作品も楽しむことができるようになった。ムンクの絵も多く、少し色が褪めた感じが新鮮だった。 次に訪れた美術工芸博物館は、最初は行く予定ではなかったのだが、行って良かったと思う。ここにあるアールヌーボー・コレクションは本当に素晴らしい。ガレのガラス器など秀逸な作品が多かった。また、それ以外にも様々な展示物が多く、じっくり見ると一日がかりだろう。興味を引くものだけにとどめたつもりだが、それでも結構時間をかけて見てしまったのだった。 お昼は中央駅にあるトルコ料理屋でケバブをつまんだ。この中央駅、特にマクドナルドには本当にお世話になった(笑)。ホテルの朝食は11ユーロと高いので、私達は毎朝、ここのマクドナルドで食べていたのだ。 お腹を軽く満たした後、いよいよメインイベントの一つであるサッカーを観に、Sバーンで向かったのだった。

                  
アリーナとシャトルバス アリーナ内部 これで準備OK
中央駅構内でも、応援歌を歌う軍団で騒がしい雰囲気だったのだが、Stellingen駅を降りると更に騒然としてきた。駅前のソーセージスタンドで、だんなは更にお腹を満たしたのだが、その間にかなり強い通り雨が降ったりして、パラソルの中は人でごったがえしていた。すぐに止んだから良かったけど不安定な天気である。駅からサッカー場はけっこう遠いので、途中でシャトルバスに乗る。それが、もうすごい人だかりで大混乱。みんなビール瓶片手に大騒ぎで、わーん、こわいよーっ。しかし、日本のラッシュアワーで鍛えられてもいる私達。なんとか、がんばって乗り込むことに成功した。乗ってみると案外余裕がある。次々とバスが来るというのもあるけど、やっぱり日本の満員電車って凄まじいんだなーと実感。バスの中でも地元のファンが応援歌を歌うと、相手側チームのファンがかぶせるように応援歌を歌い返して大騒ぎ。この日は今シーズン最後の試合で、相手側フランクフルトのチームは、これに勝たないと2部リーグに落ちてしまうという大事な試合。 そのためフランクからはかなりのファンが応援に駆けつけてきたのだった。 さて、無事サッカー場に到着し、半周以上して自分達のゲートにたどり着いた。私達の席は一階のかなり前でゴールの後ろ。たくさんパンが入った、でっかいバスケットを持って歩いている売り子のニイチャンを見てると、改めて「ドイツだわー」と思う(笑)。ビールはプファンドで、カップを返しに行くとお金が少し返ってくる。実は、寒くて本当はビールを飲むような状況ではなかったのだが、前半終了後にだんなが一杯だけ買いに行った。 
                              
赤パンが高原選手 赤マフラーがフランク側
試合は、前半フランクフルトが先制点をあげたのだが、すぐにハンブルクに取り返され、後半は途中から出てきた高原選手のアシスト(と言っても、高原がシュートしたボールがバーに当たって、跳ね返ったところを仲間がうまくシュートしたんだけど)により、ハンブルクが更に一点追加。結局ハンブルクが2対1で勝ち、残念ながらフランクフルトは2部リーグ降格が決定したのだった。
ドイツで初めてのサッカー観戦であったが、お目当ての高原選手も出てくれたし、試合自体も大変面白かった。最初はちょっと観客の雰囲気が怖かったけど、「TAKAHARA!」などと声をかけてくれたりして、親しみやすい面があることもわかったし(笑)。サッカーはもう一回観れたらいいなと思う。今度はカーンの勇姿を見てみたい。

さて、帰りはシャトルバスを使わず、流れに任せて歩いていたら一つ先の駅に着いてしまった。でも、椅子に座ることができたので結果オーライ。次に目指すはアルスター湖遊覧船乗り場である。20:00発のだと、湖内遊覧だけでなく運河も巡ってくれる。本当は船に乗る前に食事を済ませたかったのだが、どこも一杯。仕方ないので、カフェでお茶して待つことにした。
                  
遊覧船からの風景 お屋敷が木々の向こうに 和やかな遊覧船内
一応ワンドリンク付なのでゼクト(スパークリングワイン)をもらい、窓際の席に座る。この日の最終ということで、サービスなのか普段は行かない一角にも入ってくれた。特に素晴らしいお屋敷が多いところで、エリザベス女王(だったかな?)が泊まった建物もあるとのこと。運河に入ってもステキなお屋敷が見え隠れする風景が続く。ハウスボートではないんだけど、運河沿いに小さなかわいい家が続く地区があり、これも別荘なのかなあ、と思う。船内では、楽しそうな船長のアナウンスが流れる中(ドイツ語オンリー)、最近結婚した(する予定?)男性が、なんか余興みたいなことを始めて、みんなから祝福されていた。
                              
美しいお屋敷が次々と 夕暮れ迫るハンブルク
フェリー乗り場に戻ってきたのは22:00過ぎ。たっぷり2時間のクルージングであった。船の中でもソーセージなどの軽食は売っていたのだが、ちゃんとした食事がしたくて我慢していたため、とってもお腹が空いていた。急いで中央駅に戻り、近くにあるシーフードレストランに入った。私は、昨日の居酒屋で十分魚を堪能したので肉料理を頼み、だんなは名物のうなぎ料理を注文した。で。うなぎはねえ。日本で食べた方がおいしいとのこと。種類も違うんだろうけどね。 まあ、何はともあれ、夕ご飯が食べれてホッ。長い一日がやっと終わったのであった。
 


















































































































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