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プロローグ

ザルツブルク
ザルツブルク1

ザルツカンマーグート
バートイシュル
ハルシュタット

ザルツベルクヴェルク
ケールシュタイン

エピローグ

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●バートイシュル '04年7月21日(水)

19世紀から貴族階級の保養地として繁栄したバートイシュルには、皇帝の夏の住居カイザー・ヴィラなど見所が多い。ただ、カイザー・ヴィラまでは今いる地点から遠く、ガイドツアーのみとのことだったので今回は断念。ウィーンで、ハプスブルク家の歴史に浸ってきた我が友人たちは、ちょっと残念そうだった。

      
   トリンクハレ
トラウン川を望む
クア・センターやトリンク・ハレを覗きつつ、老舗のカフェ、ツァウナーを探す。ここが、夏の間川沿いにお店を出すということで探してみたが、ないようだった。カフェ自体はケーキしかなさそうだったので、川沿いの中華料理屋で昼食をとることにした。ビールを飲みつつ、ふと対岸に目をやると大きな観光バスが止まっているのが見える。そこには、「メリー・ウィドウ」などのオペレッタを書いたレハールが、晩年に過ごした家があったのだった。  
      
  老舗のお菓子屋 
レハールの家
日差しがけっこうきつく、あまり歩き回る気がしない。この時の私は、のんびりお昼を食べながら友達とおしゃべりができれば、それで十分な気分になっていた。

●ハルシュタット '04年7月21日(水)

バートイシュル駅に戻り、15:00発のハルシュタット行きのバスに乗った。片道3.7ユーロ。一回なぜかバスを乗り換えねばならなかったが、無事に到着。バス停から見たハルシュタットの町は、さすが世界遺産に登録されるだけあって息を呑むほどに美しかった。ここはザルツカンマーグートの奥座敷という感じで、観光客はけっこういるのだが、なぜか静けさが辺りを包んでいる。

色鮮やかな塩の瓶
マルクト広場 ひなたぼっこ中の猫
有史以前から人が住んでいたというこの町の特産は岩塩だ。近くに岩塩鉱もあり、見学できる。通りをずっと歩いていると、塩をカラフルな瓶に詰めた土産物屋が目にとまり、しばしお買い物タイム。旅行後にお土産を配る習慣のないドイツ生活に馴染んでしまった私は、あちこちお土産を買い求める友達の行動に、懐かしささえ覚える。私が心に決めている土産物は、明日訪れる予定の岩塩鉱にある。 塩の瓶は綺麗だったが、私は見ているだけに留めたのだった。
カタコンベへの道
指定席(?)を示すプレート 高台にある教会からの景色*
マルクト広場で写真を撮った後、教会の中に入ってみた。指定席を示すのか、名前が刻まれた古いプレートがはめ込まれた席がある。内部の材質はほとんど木だったので、とても涼しげに見えた。教会を出て、ゆっくり散策している内に、カタコンベの案内板を見つけた。けっこう急な階段を登っていく。高台にあるキリスト教会から見る景色は、またとても美しかった。納骨堂は、更に登ったところにある。1ユーロ(だったかな?)払って中に入る。狭い空間に所狭しと骸骨が並んでいる。変わっているのは、頭蓋骨のおでこのあたりに絵が描かれていること。日付と名前も書いてある。 これって、本人指定の絵柄なんだろうか?私なら、どれが良いだろうかとマジマジ見てしまった。ちょっと、不謹慎だったかな・・・。
      
彩色が施された骸骨たち 町角にて

納骨堂を出て、行きとは違う道を選んでバス停まで戻る。どこに通じるかわからない細い路地を、登ったり降りたり。 それによって角度が変わり、同じはずの景色が違って見えるのがとても楽しい。まあ、住むのは大変だろうけど。

最終に乗ってバートイシュルまで戻り、そこでバスを乗り換えてザルツブルクに帰った。 ザルツカンマーグートは、この他にもたくさん見所が詰まっている。いつか、一週間くらい滞在して、レンタカーであちこちを巡ってみたいものである。

 


























































































































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