宿はフィルストのゴンドラ乗り場の目の前なので、まずはフィルストで肩慣らし。シルトホルンも含めた3日間共通リフト券を購入。これでバスや電車、リフトが乗り放題になる。またICが入っているのかリフトの乗り口では、かざせば良くて胸ポケットに入れておくだけで反応してくれる。

ながーいながーいゴンドラに乗りスキー場へ。雪が降ったり止んだりで、顔が冷たくなる。でも、雪質は良いのか滑りやすい。フィルストだけでも滑走場所はかなり広く、考えて滑らないと乗りたいリフトを通り越してしまいそうだ。お昼は、昨日買ったサンドイッチとビール、そしてだんなが入れたウーロン茶（ホット）。ハイキング禁止の場所だと知らずにレストランのテーブルを使ってしまった。ごめんなさい。スキー板を観察していると、やはりほとんどがカーヴィングだ。いいなあ、アレ。とっても滑りやすそうである。

午後から徐々に青空が見えてきた。それとともに霧が晴れ、雄大な景色が姿をあらわし、だんなは大感動。そういえば、昨日アウトバーンを走っていて前方に山々が見え出した時も、ちょっと皮膚がザワザワした。やはり、スイスは素晴らしい。あちこち滑ってみた後、一番気に入った場所でリフトのクローズ時間までずっと何本も滑った。風が強くて、雲がすごい勢いで流れていくのがわかる。明日はきっと晴天だわっ。ふもとに降りて、宿のお風呂に入り疲れをとった後、夕食を食べに出かけた。やっぱりチーズフォンデュよね。プレーンなものの他にベーコン入り、トマト入りというのがあったので、試しにベーコン入りを注文。地元のワインと共にいただく。チーズの入った鍋の中に食べやすい大きさのベーコンが入っているのだが、これがコクがあってうまーい。今まで食べた中で、一番おいしいと思うチーズフォンデュだった。あー、幸せ。

[][]フィルストのリフト

　　　





[ベーコン入りフォンデュ

朝目覚めてみると、まばゆいばかりの晴天であった。晴れてないと意味がない、シルトホルンの景色を拝みにいくことに即決定。まずはバスでグルントのゴンドラリフトへ。そこからメンリッヒェンのスキー場に向かい、滑りやすそうだなーと思いながらも、そのままヴェンゲンに降りる。そこから電車でラウターブルンネンに移動し、さらにバスでロープウェー乗り場まで行くという遠さ。スキーをする出で立ちだと、なかなか大変だった。ロープウェーを乗りついで、やっとこさ頂上の展望台へ。そこから滑って降りようとスキーの道具を持ってきたのだが、初っ端から上級コースなので、なかなか勇気が出ない。とりあえずビール飲んで、なんかお腹空いてきたからスープやサラダを頼んで、とグズグズしながらも回転レストランから見える雄大な景色を楽しんだ。雲一つない天気で本当に美しく、いつまでも見飽きない。さて、気圧のせいかビール一杯で酔っ払った私たちは、おかげで気も大きくなり（笑）、いざ挑戦してみることに。結果は・・・。思ったほどではなかった。スキーレベル中の中を自負している方なら大丈夫でしょう。でも右の写真は、なだらかに写りすぎ。実際はもっと急なのでご注意を。　さて、たまにリフトで登り直したりしながらミューレンまで滑り降りる。途中の休憩所にはビーチチェアが置いてあったりして、とーっても気持ち良さそうだった。　なんとか最終地点のミューレンまで 滑り終えた私たちは、ロープウェー乗り場近くにあったベンチに座り、ゼクトで乾杯した。それから、持ってきたパンにハムを挟んでモリモリと食べ、ウーロン茶で喉を潤したのだった。いやー、がんばったねえ。

その後、無事ラウターブルンネンまで戻った私たち。何を思ったか今度は電車でクライネシャイデックまで登り、そこからグルントまで滑り降りることに。しかし。これは遠かった。遠かった上に最終バスの時間が迫り、最後は鼻水もふけないほどあせりまくって、必死に滑り降りた、いや、滑り落ちたのだった。林間コースも多いし、このコースは一度でたくさんかも・・・。

[][][][][][][][][][][][][][][][][][][][][]←　→

][]右のとんがりからユングフラウ､メンヒ､アイガー

][]頂上の展望台から向かって左回りに斜面を滑る