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●ケリー周遊路 '04年6月27日(日)

さて、この日はRing of Kerryを周る予定だ。宿のオジさんに、Sneemという町に行く間に2つ景色の良いポイントを教えてもらったので、まずはそこを目指して車を走らせる。1つめは、ある立派なホテルのテラスから見える景色。ここが本当にステキでねえ。ジャグジーがあったりテニスコートがあったり・・・。なんか、そこだけ時間がゆったり流れているようだった。次に教えてもらったのはゴルフ場で、そこの坂を登りきったところに絶景ポイントがあるようなのだが、見つけたゴルフ場は場所的にどう考えてもオジさんが教えてくれたのと違うし、他にはなかったので結局これは諦めることに。つぶれちゃったのかなあ。SneemはKerry Wayの中でも重要な町らしいのだが、ここを過ぎると、どのポイントでも美しい風景を見ることが出来る。決して良いとは言えない天気だったが、雨が降っても10分くらい待っていればゆっくりと晴れてくる。雨がやんできたので車から出て写真を撮っていたら、次々と車が入ってきて閑散とした駐車場がいっぱいになった。みんな現金だなあ(笑)。

      
小さな島々が見える   対岸にはディングル半島が 釣り人の天国Caragh川
ディングル半島の一件で、かなり心配していた道路事情は、思ったよりも良くてホッとした。ディングルよりメジャーな観光地なのね。一時間くらいでディングル半島の対岸側に出ることができた。そして、釣り人の天国と言われるCaragh川へ。ツアーバスが停車するような観光ポイントで、ここも風光明媚。やはり、この日も釣りをしている人たちがいた。だいたいこの辺でRing of Kerry観光は終わり。ちなみに、私達はガイドブックに書かれているノーマルな周り方とは逆方向に周っている。たくさんのツアーバスとすれ違ったことを考えると、うっとおしい思いをしなくて済んで、良かったと思う。  
      
シダ類が多そう 中央がCaragh川
次の宿はゴールウェイにとっている。Kerry wayの最終地、Kilorgrinのスーパーでお惣菜やパンを買い、簡単に昼食を済ませた後、一気に北上を開始した。だいたい三時間くらいで町には着いたのだが、例のごとく宿がなかなか見つからない。一時間以上かけて探した後、やっと発見。細い通路に気をつけながら駐車場に入っていったら、宿のオジさんやオバさんが外に出ていた。名前を告げると「あなたたち、昨日からの予約じゃなかった?」と聞いてくる。当然"No!"と言って、証拠の予約票を見せる。オバさんは、昨日からと聞いていたのでドタキャンされたと思い、今日私達が泊まるはずだった部屋は、他の人に貸してしまったと言ってくる。そんなこと言っても私達のせいではない。他の宿を紹介してもらおうかとも思ったのだが、この日はゴールウェイでも音楽祭があり、宿はどこも混んでいるらしい。結局、翌日は部屋が空くということなので、この日一日だけバス・トイレ共同の部屋に急遽泊まることになった。オバさんは仲介してくれた会社のせいだと言っていたが、旅行から帰ってだんなが予約したネットの仲介業者に問い合わせたところ、やはりオバさんの勘違いだったらしい。それなのに、5ユーロしかマケてくれなかったんだよ。ケチだなあ(苦笑)。

●ゴールウェイ 
'04年6月27日(日)

とりあえず一段落したところで、夕食をとりに町中へ出かける。お腹が空いていたので、すぐ目についたカフェで簡単に食べ、その後軽く散策した。相変わらずパブは人でいっぱい。Spanish Archをくぐったところにあるレストランは、なぜかブリジストンのお墨付きという、訳のわからないラベルが掲げられている。おいしそうだったので翌日の夕食にと思ったのだが、月曜は休みだった。残念。その後もアイルランドユーロコインのデザインになっているハープが飾ってある楽器屋のショーウィンドウを眺めたり、セーラーカラーの服を着た学生(水平さん?)の団体に目を丸くしたりしながらブラブラ。混み混みのパブは入りにくく躊躇したけど、まあ一回くらいはということで挑戦。テレビに映るサッカーを見ながらギネスを飲んではみたが、大騒ぎしている若造達にちょっと辟易。みんな緑色のTシャツを着ている。エメラルドの島と言われるだけあって自然が緑一色のこの国は、シンボルカラーも緑であるらしく、当然サッカーのユニフォームも緑なのだ。ちなみに、アイルランドの守護聖人パトリックのお祭りであるセント・パトリックス・デイ(3月17日)では、何かしら緑色のものを身に付けねばならず、食べ物や飲み物も緑色に着色したものが出たりするそうだ。 さてパブを出た後は、ほろ酔い気分でカテドラルまで歩いてから宿に戻った。

      
この国独特のハープ ゴールウェイの町並み パブにて
2階の私達の部屋は屋根裏っぽくて、狭くはないのだが天井が斜めになっていた。共同のお風呂やトイレは日常使われている感じで、ここも天井が斜めになっており、だんなは立ち上がることができずに、しゃがんでシャワーを浴びたとのこと。トイレが共同なのも面倒だし、明日は一階の部屋に移動するので簡単にパッキングしておかねばならない。理不尽な気持ちを抱きつつ就寝。

●イニシュモア島 '04年6月28日(月)

5:30過ぎに目が覚めた。青空が見えていたので、安心して二度寝。ところが起きて朝食をとる頃には、どんより曇り怪しげな天気になってきた。「空はグレイねえ・・・」とオバさんも心配そう。この日はアラン諸島の中の一つであるイニシュモア島へ行くので、できれば晴れて欲しかったのだが、車に乗り込む頃にはポツポツと雨が降り始め、フェリー乗り場であるRossavealに到着するまでずぅーっと雨。なんか、こんなところに町があるのかと思うような、なんにもない原野の中、不安になりながらも道路標示を見つけてホッ。そこは、イニシュモア島と本土をつなぐフェリー乗り場のためだけにあるような所だった。チケットを買う頃は横なぐりの雨で、どうしようかと迷ったのだが、結局購入。運を天に任せることにした。フェリーの中は日本人のツアー客もけっこういて、ほおーっという感じ。前に座っていたオバさんに話しかけられたのでお話を伺うと、やはりアイルランドのツアーはマニアックで、なかなか催行されにくいらしい。ただ、司馬遼太郎が「街道をゆく」に書いているらしく、それを読んだ人は旅情をかきたてられるのではないか、とのことだった。

イニシュモア島も残念ながら雨。もともとサイクリングしようとは思っていなかったが(まだ結婚して間もない頃、北海道の富良野で苦行のようなサイクリングをして以来、自転車は苦手になった。どこまでも歩いていけるのに、その筋肉と自転車をこぐ筋肉は別なのかしら)、馬車でゆったりとと思っていただけに残念。観光バス(というかバン)の呼び込みを受け、一人10ユーロは悪くないと思ったので、それに参加することしたのだった。

      
The Seven Churches 最初は強風&雨 なんとなく青空が

窓から見える風景は、やはり石垣に囲まれた牧草地が延々と広がっている。そもそも土地の表面にある石を削り取って、それを石垣のように積み重ね、そこに砂を入れて牧草地にしようとしたのが始まりのよう。邪魔だから積み重ねておいた石垣が、結果家畜が逃げないための柵になったり、他人の土地とを区切る壁になったりしたわけだ。
ところで、藁屋根の家やその他の観光ポイントを車上で見学し、最初に降りたThe Seven Churchesでもずっと雨。ケルトの十字架ハイクロスが立ち並ぶお墓はなかなか壮観だったのだが、メインイベントであるドン・エンガスに行けるのか、いよいよ心配になってきた。

とうとう雨が止まないまま、ケルトの古城ドン・エンガスの駐車場に到着。チケットを買い、ドン・エンガスについて書かれたパネルを見た後、意を決して坂を登ることに。こんな雨の中向かう人は皆無。強風で折りたたみ傘が壊れそうなので、差すこともできない。皆が着ている合羽も持たず、ずぶぬれになりながら階段を登る。ひたすら"私達がいる間だけで良いから(この願いからして、かなり傲慢)晴れ間を見せてっ"と願い続けていると・・・。


ドン・エンガスからの眺め 崖っぷちの砦ドン・エンガス
いや〜ん、晴れてきたあっっ。
海に向かって右側は晴天、左は曇天というスゴイ空模様。先に来ていた外人カップル以外誰もおらず、途中から二人だけになったデューン(ドン・砦)の中を強風に煽られ、ぎゃあぎゃあ悲鳴をあげながら崖っぷちに寄って写真を撮った。ドン・エンガスは紀元前800年頃(もしくは紀元後400年)に築城されたのだが、詳しいことは何もわかっていない。今となっては高い石垣が残るだけで、古城という雰囲気はまるでないが、眺めは本当に素晴らしい。柵一つない断崖の下を這いつくばって見ようとするのだが、おっかなくて伏せることさえできない。砦の外に、少し内側に沿った形の石があったので、そこから恐る恐る覗いて見た。
 














































































































































































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