[][][][][]
プロローグ

モーゼル川周辺
ルクセンブルク

エピローグ

travel top
●プロローグ

アルザス旅行以降、ワイナリー巡りにハマッている。ほぼ、毎週土曜(日曜はお休みのところが多い)は、だんなが調べた近場のワイナリーを訪ね歩いていたのだが、たまには少し遠出をしてみようということになった。ラインやモーゼル川流域はドイツワインの産地として特に有名なところ。川の両側が見渡す限りぶどう畑であるモーゼル川流域の風景は壮観で、写真も撮りたいと思い、今回はそちらへ行くことに決めた。また、時間があったらルクセンブルクにも寄ろうということで、一応パスポートも持っていく日帰り旅行となったのである。


●モーゼル周辺 '04年7月21日(土)

一口にモーゼル川と言っても範囲はかなり広いわけだが、ドイツの西にあるトリアー近辺がぶどう畑のメインといえるだろう。川を囲む山の傾斜を使った畑がビッシリと続いていく光景は、本当に壮観。かなりの急勾配で、こりゃあ働くのは大変だわ、という感じだ。昔は、畑から転がり落ちて死んだ人もいたらしい。何もそこまで、というようなところも無駄なく畑になっていた。これを見ると、コスト(人件費)が平地よりもかかってしまうのも頷ける。

      
一件目のワイナリー 二件目ワイナリーのぶどう畑 かなりの急勾配
Leiwenという町のワイナリーを2箇所、午前と午後に訪れた。どちらも客は私達だけ。リースリングのみ。思っていたよりも案外安かった。特に2件目の「Carl Loewen」は安くてウマいからなのかアメリカからのバイヤーも買いに来るほどで、ほとんど売り切れていた。90歳の老木から作られるワイン、試飲してみたかったなあ・・・。あんなに欲しいと思ったものが悉くなかったところも珍しい(苦笑)。しかしワイナリーって、建物がどこも広くて本当にステキ。日本では、こうはいかない。

●ルクセンブルク '04年7月21日(土)

さて、もう一件行こうと思っていたワイナリーを次回にまわし、ルクセンブルクへ行ってみることにした。一回訪れたことがある国なんだけど、実はその時心残りがあったのだ。

大公宮の東側にあるサン・ミッシェル教会(Saint Michel)の背後にある断崖絶壁に、ボックの砲台と呼ばれる所があるのだが、その断崖の下が巨大な地下要塞になっていて、夏季のみ見学可能なのである。前回は冬だったので、ここに入ることが出来なかった。今回はそのリベンジだ。18世紀にオーストリア軍によって造られたこの要塞は、岩山の内部は蟻の巣のように石段が張り巡らされており、断崖のあちこちに大砲が備えられている。

      
旧市街から新市街を望む ボックの砲台の地下要塞 まるで迷路のよう
この、かつて「北のジブラルタル」とも呼ばれていたという城塞都市の遺構は、現在世界遺産にも登録されている。人一人通れるだけの螺旋階段や通路があったり、途中で行き止まりになったり、けっこう面白かった。ルクセンブルクって大公宮殿に入れるわけでもなし、意外と見所が少ないので、ここはオススメのスポットだ。夏だけと言うのが難だけど・・・。
一部、大砲が置いてある 下は断崖絶壁 地下要塞の入り口

駐車場近くのマクドナルドで、ちょっと休憩。観光客がけっこう多い。中国人の団体ツアーもかなり見かける。そんなに人気の観光地なんだろうか。だんなと二人で首をかしげた。まあ、確かに町並みは美しいし、ペトリュス渓谷も素晴らしい眺めではあるが・・・。


●エピローグ


ルクセンブルクはガソリンが安い。かなり安い。車でここを旅行する人は、必ずガソリンを入れていくことをオススメします。
 


































































































[][][][][]